「SDGs」最近よく聞くけどどうやって誕生した?

「最近、会社でSDGsがどうとかよく聞くな。

でも良くわからないしちょっと調べてみるか。」

ニュースやCMなどで聞くことが多くなったSDGs。

そんなSDGsが何か、どうやって生まれたのか簡単に説明いたします。


SDGsとは「未来のために今やるべきこと」

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を略した言葉で、

全世界がこれからもずっと発展するために達成すべき目標をまとめたものです。

森林や生物の保護などの環境問題、貧困や飢餓の解消などの社会問題に関する17の目標や169もの達成基準がSDGsには含まれています。


SDGsは2015年に開かれた国連総会で「2030年までに達成すべき目標」として採択されました。

目標年度まで残り10年を切った今年、特にSDGsのロゴを見かける機会が増えています。


SDGsの考え自体は20世紀からある

SDGsの目標は、2000年に国連ミレニアム・サミットで採択された

「ミレニアム開発目標(MDGs)」の内容がもとになっています。[注1]

またこのMDGsも、1995年に国連が発布した「コペンハーゲン宣言」など

複数の社会問題への取り組みの内容をまとめてつくられました。

SDGsの考えのベースは、少なくとも25年はさかのぼれるんですね。


環境問題への取り組みはもっと昔に遡れる

SDGsの「持続可能な開発」という概念がはじめて登場したのは、1980年ごろ。

国際自然保護連合という機関が出した「世界保全戦略[注2]」などで、この概念が出てきます。

当時、牧場や農地の開発のための森林伐採や、石炭燃料による酸性雨など

世界各地での環境破壊が問題視され始めていました。

今まで前例のない速さで失われていく自然を見て、危機意識を持つ人々が現れたんですね。


SDGsに強い影響を残した「ガイア理論」

また1960年にイギリスの化学者、ジェームズ・ラブロックにより提唱された

「ガイア理論」もSDGsの考えに強い影響を及ぼしています。

ガイア理論は地球を1つの生物とみなし、動植物や微生物と互いに影響を及ぼしながら共存するという考え。

人類の行動が地球環境の営みを調整させているという理論は、環境問題への意識が乏しかった当時はとても衝撃的なものでした。

その後、2009年には「プラネタリー・バウンダリー」という概念も登場。

これは人類の活動による環境破壊の規模が、地球が許容できる範囲を超えると人類が生存できなくなる緊急事態に突入してしまうという考え方です。

「持続可能な開発」の概念にはこのような背景があったんですね。


SDGsは今日本でどうなっている?

日本はもともと貧困などの社会問題も少なく、自然保護への意識も割と高い国。

SDGsの分野でも先進国なのかと思いきや、実は2020年のランキングでは17位と微妙な立ち位置。[注3]

ランキングの1位から16位までは、北欧諸国を筆頭に欧米諸国が占めています。

逆に言えば、少なくともアジアでは日本は「SDGs先進国」となるんですね。


【まとめ】

神道の影響もあり、もともと日本には自然や生物を大事にする価値観が根付いていました。

ですので日本は、外国に比べてSDGsもすんなり受け入れられやすいのかもしれません。

最近出てきたと思いきや実は奥の深いSDGs、暮らしの中で意識してみてはいかがですか。


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